公開: 2020年3月19日
更新: 2020年3月19日
征夷大将軍とは、大和朝廷の天皇が、日本の北端の外側の地域を支配している人々であったエミシを攻め、彼らを征服するように命じて送り込んだ、朝廷軍の大将に与えた名称です。征夷の『征』は、「攻めて征服せよ」を意味しています。征夷の『夷』は、エミシを意味する「蝦夷」という言葉から来ています。この蝦夷は、エゾを表す言葉としても使われます。蝦夷は、現在の北海道を示す言葉ですが、奈良時代には、現在の東北地方を含んで、北の国々とそこに住む人々を意味していたようです。